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おとなの「日本茶」夜茶会



株式会社アイデアスケッチのオフィス・カフェイベント第一弾!

色々な日本茶を飲みながら、お茶文化を体感する大人の夜茶会はいかが?

富士の麓で五代続く、「茶師」の本多 茂兵衛をお招きして、
「日本茶の持つ潜在性を紐解く」をテーマに色々な日本茶を飲みながら、お茶文化を体感する大人の夜茶会を開催いたしました。

総勢15名のお客様とともに、茂兵衛さんの作る普段味わえない4種類以上のお茶の世界を楽しみました。

茶師 本多 茂兵衛さん

富士山まる茂茶園株式会社 代表取締役でもある茂兵衛さん。
他の茶師と違い、茶をブレンド、焙煎するだけではなく、茶葉の生産から行うことのできる、数少ない茶師だそうです。
ほんわかとした雰囲気ですが、お茶に関しては熱い心をお持ちで、情熱的に楽しくお茶の美味しさをお伝えいただきました。



夜のお茶会はじまりました。

ほのかな甘さの「大寒茶」で優しい気持ちに。

開始のあいさつがおわったあと、まず大寒の時期に摘んだ茶の葉を一枚毎茶に仕上げた、白湯のような「大寒茶」をいただきました。

大寒茶は、お茶の常識を超えた甘い水。淡く澄み切った、まる茂さんだけのお茶だそうです。飲んでみると本当にほんのり甘くて、お水が苦手な人でも飲みやすそう。体調を整えるために白湯はとても最適だそうですね。

 

お腹もすいてきた頃ですね

「煎茶・初音茶漬け」をいただきましょう

「茶の旨味は出汁の様な味わいなのをご存知ですか?」との言葉とともに、このイベントのプロデュースをしてくださった本宮輝さんお手製のお茶漬けがみなさんのもとに。茶漬けという食文化が定番化した成り立ちをお話ししていただきました。

「普段、味付けの濃いものに慣れてしまっているので、料理本来のうまさがわからなかったりする」、との本宮さんの言葉にあった素材の味そのものを出しているお茶漬けでした。

お米は本宮さんのご実家である九州のもの。お茶はもちろん、茂兵衛さんが淹れたものです。お茶漬けを食べながら、まずは茂兵衛さんのゆったりとしたお茶の説明を聞きます。みなさん、お茶漬けが相当美味しかったようで、すぐに器が空になっていました。

ちなみにこちらで使われている器、本宮さんの陶芸家のお兄さまが作られたものでそれぞれ色も形も違います。



食後一番のお茶は最高の「よい茶を」

呈茶・一之茶「冠茶 一煎目」

最高級の煎茶を一煎目はぬるめの湯で淹れたものをいただきました。
日常飲んでいる日本茶と違い、苦味のないやわらかな口当たりのお茶でした。
この淹れかたを含めて「よい茶」ということだそうです。

ちなみに今回は本多さんの奥様もいらしてお手伝いをしてくださいました。
お茶目で可愛らしいかたです。



季節の菓子と共に

呈茶・二之茶「冠茶 二煎目」 

「茶は二煎、三煎と楽しむもの」。淹れる度に変化する茶と、お待ちかねの和菓子と合わせていただきました。
先ほどのお茶よりは、少し苦味があり、お菓子と合わせるととても美味しいです。
本宮さんが選び抜いた桜のお菓子をみなさんで回して、懐紙とようじを使っていただきます。



お茶の淹れ方は自由。 身近にある道具で淹れてみます。

呈茶・三之茶「高焙煎 丸火」

うまい茶を淹れることはむずかしくないと本多さんは語ります。

茂兵衛さんが使用しているのは中国の茶器だそうで、どのような茶器を使うかは自由。
茶葉を泳がす、湯を切るという単純な工程を教えていただき、身近にある道具で淹れいただいた茶を飲み比べました。

なんとこの日のために、珈琲ドリッパーを使った淹れ方を研究していただきました。
お客様からも驚きの声が。これは、みなさん試すべきではないでしょうか?

こちらでいただいたお茶、「丸火」は台湾や大陸で造られる烏龍茶を参考に、芯まで熱を加えカフェインを抜いて造られたほうじ茶。
赤ちゃんと一緒に飲みたい、そんな願いから生まれたお茶だそうです。 



呈茶・四之茶「自然栽培 富春」

栽培方法、品種による香味の違いを

茶の樹は同じでも土が違えば、香り、味が変わる。というお話のもと、自然栽培によるお茶をいただきました。

「自然栽培 富春」は富士山麓の高地にて農薬不使用、肥料無施肥にて栽培している茶葉で造る煎茶だそうです。烏龍茶に通じる特別な製法によって、普通の煎茶にはない独特の甘い香りがあります。

最初に緊張していた方もお茶のおかげなのか、会話が弾みます。

お茶に関して、お客様も積極的に質問をしていました。

時間が許す限り、様々な茶を体験していただきたい、と煎茶だけでなく、同じ茶葉からつくられる発酵茶(ウーロン茶、紅茶など)も同時に飲んで、お茶の違いを楽ませてくださいました。

ちなみにお茶のパッケージがとても可愛らしいので、ぜひみなさまもお手に取ってみてください。



おわりに

お茶を楽しむ時間の中で、静かに飲みながら何かを考えているかたもいれば、交流を楽しそうにしているかた。共通しているのは、みなさんほっこりした表情で日々の疲れが癒されているようでした。

お茶の作り方から淹れ方、文化、歴史に精通する専門家が淹れるお茶を飲みながら、おそらく今まで知りえなかったお茶の持つ潜在性を紐解くことができると考え、この茶会を企画しました。
普段ペットボトルでしかお茶を飲まない方でも、一夜にして普段何気なく飲んでいるお茶の見方が変わってしまう茶会になったのではないでしょうか。(本宮さんの言葉をお借りして)


茂兵衛さん、奥様、本宮さん、そしていらっしゃったみなさま、本当にありがとうございました。

わたしたちスタッフもとても和やかな気持ちで同じ時間をご一緒することができました。
アイデアスケッチとしても初の試み。いろいろと学ぶことがありました。お客様に対して、様々な工夫をして「おもてなし」をする精神と行動が、とても大切だなと感じ、ぜひ次回イベントに活かしていきたいと思います。

それでは、また次のイベントをお楽しみに!


うさぎ!

イベントの概要

おとなの「日本茶」夜茶会
開催日:平成29年3月10日(金) 19:30 〜 21:00
場所:株式会社アイデアスケッチ オフィス

記事参考元:http://peatix.com/event/244093/view http://corp.fuji-tea.jp/

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